革靴を履き下ろす前に「シワ入れ」をする理由
久しぶりに新しく買った革靴。
ジャランスリワヤのコインローファー”98324”。
今すぐに、ガシガシ履いて、
足に馴染ませていきたいところですが、
履き下ろす前にやってみたい事があります。
それが、「シワ入れ」です!
今回は、
新しい革靴を履き下ろす前に、シワ入れをする理由。
シワ入れのやり方について。
新品のジャランスリワヤ・コインローファーで
実際にシワ入れを試してみました。
革靴の「シワ入れ」とは
革靴は履いていると、足の指の付け根のあたりに
自然と履きジワが出来ます。
これはスニーカーには無い、革靴の特徴。
この履きジワの入り方に、同じものは一切無く、
履く人の歩き方や、足の形によって異なり、
様々な表情を作ります。
履きジワは、革靴の個性の1つと言えるでしょう。
そして履きジワは、1度入ると変えることが出来ません。
新品の革靴を履き下ろす時に入った後。
一生。その革靴に残る。
だから「シワ入れ」をするのです。
「シワ入れ」とは、
履きジワを、歩いて自然に入れるのではなく、
人工的に。入れたい位置に。事前にシワを作る。
新品の革靴を履き下ろす前の処置のこと。
以前、ブログで紹介したことのある、
サーダースのミリタリーダービーシューズ。
何もせずに、新品をすぐに履き下ろしてしまったのですが、
このように左右非対称の深いジワが
ガッツリ入ってしまいました。。
最初は気にしていましたが、
今では、このシワも個性として解釈してます。
しかし、今回。
ジャランスリワヤのローファーを履き下ろす前に、
やり方を調べ上げ、シワ入れを行い、
左右対称の浅い履きジワを入れようじゃないか!
という試みです。
シワ入れ前のメンテナンス
シワ入れのやり方を調べていて、はじめて知ったのですが、
購入したばかりの革靴は、革が乾燥していて、
堅くなっている状態も多いみたい。
なので新品でも、メンテナンスとして
デリケートクリームを塗って、
革を柔らかくしてから、シワ入れをするとのこと。
革が堅いと、上手くシワが入らないだけでなく、
細くて深い皺が入る原因にも。
これは将来、革が割れてしまうリスクに繋がるので
何としても避けたいところ。
革靴は新品の状態でも、メンテナンスをしてから、
履くようにしたいですね。
新品でもリムーバーから
早速、デリケートクリームを塗ろうと思ったのですが、
一応、ブラッシングして、ステインリムーバーリムーバーを。
新品でも普通に布が黒くなったので、
汚れか、革クリームが付いているようでした。
革クリームの上から、デリケートクリームを塗っても、
内部まで浸透しないはず。
新品でもちゃんとリムーバー使ってから
クリームをつけるのが良いんだなと学びました。
デリケートクリームで保湿
ブラッシングとリムーバーの後に、デリケートクリーム。
革への水分補給。保湿。
革がしっとりと、柔らかくなります。
革クリーム
水分だけでなく、革クリームで油分を補給して、
さらに革をなめらかに。
シワが入りやすい状態になりました。
シワ入れ実践
メンテナンスが終わったので、シワ入れをしてみます。
用意するのはボールペン。
そして簡単です。
まず普通に革靴を履く。
その状態でカカトを浮かせ、前に重心を傾ける。
それと同時に、履きジワをいれたい位置に
ボールペンをグッと押し当てる。
ボールペンを押し当てた位置に履きジワが出来ます。
さらに、カカトの上げ下げを繰り返し、
そのシワにクセをつけていく。
ボールペンを外すとこの通り。履きジワが出来ました。
逆足も同じように。
シワ入れ完了。
はじめてシワ入れをしてみた結果
はじめての試みだったのですが、
シワ入れ、上手くいったのではないでしょうか。
左右対称に、キメの細かい履きジワです。
履きジワの入り方が気になるというタイプの方。
新しく革靴を買ったときは、履き下ろす前に
シワ入れをするのが良さそうです。